戸羽市長と記念写真に納まる実行委員会のメンバー=陸前高田市役所

 岩手県陸前高田市の震災復興支援を目的とした防災・音楽イベント「タカタ・フェスタ・イン熱海」を主催した熱海市の実行委員会(茶田勉代表)はこのほど、陸前高田市を訪れ、戸羽太市長らと懇談や交流をした。新たな町づくりを進める同市の現状を見聞きし、茶田勉代表らは「大きなイベントとしてのフェスタは今年で一区切りとしたが、今後も陸前高田の人たちとつながりを大事にして、自分たちにできることを考えたいと改めて思った」と話す。

 同フェスタは2013年から回を重ねた。今年も5月に2日間にわたって開き、ライブや飲食の出店、戸羽市長の講演などを催した。その後、出店などの収益の半分と募金、寄付金など計15万4317円を陸前高田市災害対策本部に寄せた。

 実行委は同市訪問も続けていて、今回は子ども2人を含む14人が参加した。かさ上げした市街地に大型商業施設ができ、復興祈念公園の整備が進む様子を見聞きした。5月のフェスタで販売し、好評を集めた「おやき」の加工施設「工房めぐ海」も訪問し、働く女性たちと交流した。

 会計の山田朱美さんは「戸羽市長からはどうやって町を盛り上げていくか、働き手の確保をどうするかなど、具体的な町づくりの話を聞けた。工房の女性たちはフェスタで700個もおやきが売れたことを喜んでくれた」と振り返る。

 新しい活動を模索する中で、12月15日に一日限定の“ミニ・タカタ・フェスタ”をマリンスパあたみで開くことを決めた。陸前高田ゆかりの奏者による音楽ライブや防災紙芝居、地元事業者らによる出店、「おやき」の販売も盛り込む計画で、メンバーは「新しい形を模索していきたい」と話した。

 【写説】戸羽市長と記念写真に納まる実行委員会のメンバー=陸前高田市役所