企画展第1弾として大谷さん(左)のオブジェなどを展示するギャラリー・カオ=昭和町

 ■作家企画展、額装専門店など 来月、本格オープン 「本物、語り合う場に」

 起雲閣西側の路地に面した建物の1階で、かつて金工作家がアトリエとして使用していた物件を借り、リノベーション(再生)した。以前からギャラリー開設を検討し、物件を探していたという中瀬さんは「起雲閣という熱海ならではの文化の拠点のそばにあるのは魅力だし、拠点の周辺にいろいろと文化的なものがあるといいと思った」と思いを語る。

 23平方メートルで、出入り口の正面にはギャラリーの象徴となるしっくいの壁を設けた。正面と両脇の壁は自由にくぎを打ち、絵画やオブジェなどを展示できるようにした。店内では中瀬さんが額縁や画材の注文、相談にも応じる。

 さきごろプレオープンし、企画展の第1弾として妻で日本画家の大谷まやさん(65)の作品展をスタートさせた。「日本画廊」など東京都内の画廊にも出展したオブジェ「ザ・ドリーミー・キャッツ」のシリーズ10点とテンペラ画を紹介している。11月中は金・土・日曜日に営業する。

 大谷さんの起雲閣での企画展の開始に合わせて、12月1日にギャラリーは本格オープンする。以降は水曜日と第1木曜日が定休で、営業時間は午前11時~午後6時。

 問い合わせは同ギャラリー〈電0557(28)0112〉へ。

 熱海市昭和町の起雲閣のそばにこのほど、新しい文化スポットがお目見えした。泉に住む額装家中瀬慎一郎さん(61)が開いた「ギャラリー・カオ&額房 顔」で、さまざまな作家の企画展を催すほか貸しギャラリー、額装の専門店として営む。中瀬さんは「本物にこだわり、作品展を企画していく。本物とは何か、語り合う場にもしていきたい」と話す。

 【写説】企画展第1弾として大谷さん(左)のオブジェなどを展示するギャラリー・カオ=熱海市昭和町