由来の説明を受けながら市内小中学校に伝わる“お宝”を見学する来館者=起雲閣

 ■土器、校歌歌詞など歴史資料

 熱海市内の小中学校に保管されている歴史・文化資料を集めた特別企画展「お宝発見!熱海の学校で見つけた歴史資料」が15日、起雲閣・鶯(うぐいす)の間で始まった。第一小所蔵の幕末・明治の政治家三条実美の書「熱海学校」をはじめ、土器や校歌の歌詞・楽譜、人形、絵画など17点が並び、来館者の目を引いている。

 本年度、市教育委員会生涯学習課内に新設された「歴史資料管理室」の職員が、市内の歴史資料の調査を進める中で企画した。

 多賀中所蔵の新釜遺跡出土の土器、網代小に残る青い目の人形「メリー」「タミー」や閑院宮載仁親王の書「寛猛相済」、第一小にあった高村光雲作の楠木正成像、阿久悠さんと三木たかしさん直筆の初島小中校歌の歌詞・楽譜などを集めた。初代お宮の松で作られた貫一・お宮のこけし、2013年に熱海中に贈られた金井千絵さんの水彩画「十国峠」など、幅広い年代の“お宝”が並んだ。

 職員から由来などの説明を受けながら見学した京都の女性(60)は「熱海は温泉のイメージしかなかったけれど、人が住み、歴史があることが分かった。有名な人の名前がたくさん出てきてびっくりした」と話した。

 担当者は「普段なかなか目にすることができない貴重な資料を、たくさんの市民に見てほしい」と来場を呼び掛けている。

 19日まで。時間は午前9時~午後4時。問い合わせは同室〈電0557(86)6575〉へ。

 【写説】由来の説明を受けながら市内小中学校に伝わる“お宝”を見学する来館者=熱海市の起雲閣