天日干しされてずらりと並ぶたくあん用大根=伊豆山

 ■生育良く作柄良好

 熱海市伊豆山の七尾地区で、特産品「七尾たくあん」用の大根干し作業が進められている。斜面に広がる畑に出現した“大根のカーテン”が季節感を演出し、ドライバーらの目を引いている。

 同地区では7軒が計70アールほどでたくあん用大根を栽培している。このうち約30アールで栽培を手掛ける友和組合顧問の守屋吉雄さん(84)によると、今年は大根の生育が良く、例年より早く収穫と天日干しが始まった。「作柄も良く、天候にも恵まれているのでまずまずの乾き具合」と話す。

 収穫は12月半ばまで続く。正月用の浅漬けは1週間から10日ほど、3年間熟成する本漬けは4週間近く天日干しにした後、漬け込む。今年も合わせて240トンほどを漬けるという。

 七尾たくあんの本漬けは今月、東京都内で開かれた農林水産祭「実りのフェスティバル」に出展され、守屋さんも地域特産物マイスターとして紹介されたばかり。守屋さんは大根の乾き具合を確かめ、「出展を励みに、今年もいいたくあんを作っていきたい」と力を込めた。

 【写説】天日干しされてずらりと並ぶたくあん用大根=熱海市伊豆山