食中毒予防のポイントを聴く参加者=銀座町の熱海ニューフジヤホテル

 ■ポイントを再確認

 熱海食品衛生協会(森田金清会長)は21日、熱海市銀座町の熱海ニューフジヤホテルで食中毒防止講習会を開いた。午前と午後の各回に宿泊施設や飲食業の関係者ら約550人が集まり、県熱海保健所職員の講話を通して食中毒防止のポイントを再確認した。

 午前は約250人が参加し、衛生薬務課専門主査の植田一敏さんの講話に耳を傾けた。

 植田さんは食品の製造工程における品質管理システム「HACCP(ハサップ)」の考え方や導入メリットを説いた上で、食中毒の発生状況と発生事例を紹介した。

 昨年都内で発生した刻みのりによるノロウイルス食中毒を例に「一番の問題点は作業前の手洗いが十分でなかったこと」と指摘し、手洗いの重要性を強調した。洗い残しが多い箇所に爪と指の間、親指の付け根や手首を挙げ「2回の手洗いを基本とし、せっけんを使って汚れを取り除くこと。いま一度、手洗いを見直してほしい」と呼び掛けた。

 同講習会は前年度からノロウイルスによる食中毒が多発する時期に合わせて実施している。22日には南熱海地区の会員関係者を対象に、午後1時から和田木公民館で開く。

 【写説】食中毒予防のポイントを聴く参加者=熱海市銀座町の熱海ニューフジヤホテル