■市、来夏までの完了目指す

 熱海市は22日、市立の小中学校12校と幼稚園4園の普通教室全てにエアコンを設置する方針を明らかにした。29日開会の市議会11月定例会に提案する本年度一般会計補正予算案に事業費2億3100万円を計上し、来夏までの整備完了を目指すとした。

 11月議会の提出議案説明会で報告した。計画では事業費の3分の1を助成する国の冷房設備臨時特例交付金を活用。小学校8校に60台、中学校4校に24台、幼稚園4園に10台の計94台を設置する。工事は5地区に分けて分割発注し、授業への影響を回避するため春休みと大型連休、週末に集中的に進めるという。

 市教育委員会によると、小中学校・幼稚園におけるエアコンの設置状況は普通教室が伊豆山小に2台、今夏に整備した緑が丘と多賀の幼稚園に各1台、理科室や美術室、音楽室といった特別教室(計132教室)は計53台。設置率は特別教室こそ40%あるが、普通教室については手つかずに近い状況だった。

 今夏は全国的に記録的猛暑に見舞われた。学校で児童が熱中症になるケースが相次ぎ、愛知県では死亡事故が発生し、学校現場へのエアコン設置が急務となっていた。

 同市の学校現場では熱中症対策として窓の開放や扇風機の活用、休み時間における水分補給などを行ってきた。市教委の担当者(学校教諭)は「児童・生徒の体調管理の面でエアコン設置は有効でありがたい」と話した。