発起人を代表してあいさつをする谷口さん=起雲閣

 ■「ホール、20年度下期には着工を」 

 熱海市上宿町の市有地(岡本ホテル跡地)へのホール建設を望む市民有志が呼び掛け人となり4日、「仮称・ホール建設の会」を起雲閣で立ち上げた。市民約50人が集まり、ホール建設を実現させるために、意見交換や先進事例の視察、調査研究などの活動を進めていく方針を確認した。

 同市有地では市が図書館やホール機能を備えた「仮称・熱海フォーラム」の2017年度の供用開始を目指したが、17年2月に斉藤栄市長が着工を20年の東京五輪以降に延期する意向を表明。熱海女性連絡会が11月に開いた「市長と語る会」でも同様の考えを示した。

 会では発起人の一人、谷口成伸さんが経過を交え「18年度は関連予算が計上されておらず、行政に働きかけをしたほうが良いと考えた。20年以降の着工といっても今から予算を付けないと間に合わない。20年度下期には着工してほしい」と語り、協力を呼び掛けた。

 出席者からは「各種団体の全国・ブロック大会が市内でできない状況。ホールがあれば観光の面でも役立つ」といった早期建設を望む声や「駐車場の確保、稼働率などの問題もあるのではないか」「市民に負担の少ないように建設方法などを勉強したらどうか」などの意見が上がった。

 発起人の一人滝野慶子さんは「ホール建設は市民の要望。オール熱海でこの問題に向かい、理想のホールを造っていきたい」と力を込めた。同会ではホールの建設・運営方法などに関しても意見を集め、市に“提案”したい考え。来年1月に山梨県富士吉田市の「ふじさんホール」を見学し、2月に次回会議を開催する予定。

 【写説】発起人を代表してあいさつをする谷口さん=熱海市の起雲閣