BG無洗米機の前でオリジナルブランド「まばゆきひめ」を手にする土屋安弘さん=下多賀

 ■サミット参加、宣言採択 独自商品前面にPR

 熱海市下多賀の精米卸売業・土屋米穀店(土屋徳二社長)は、県内唯一の「BG無洗米」製造企業としてこのほど、東京都内で開かれた「無洗米未来サミット」に参加し「無洗米宣言」を採択した。利用拡大に努め、持続可能な社会の実現に尽力することを誓う内容で、同社は「BG無洗米をPRしながら販路開拓を進めていきたい」と意欲を新たにしている。

 「ブラン(ぬか)」「グラインド(削る)」の頭文字を付けたBG無洗米は、粘着力の強い肌ヌカの性質を利用して無洗米にする製法で、研ぎ洗いが不要なため環境汚染を防ぐ。酸化による劣化が少なく、保存性の向上や健康、良食味の維持にも寄与するという。米の味にこだわる同社は、米の総合メーカー・東洋ライスが開発した専用の無洗米機を2003年に導入した。

 サミットはBG無洗米の魅力を広く発信し、普及拡大を図ることを狙いに東洋ライスの呼び掛けで開かれた。土屋米穀店も趣旨に賛同し、宣言採択の全国37社に名を連ねた。土屋社長の長男で管理部役員の安弘さん(33)は「無洗米の作り方がいろいろあることが認知されておらず、無洗米イコール粗悪な米というイメージが消費者にあるのではないか。普及のためにも製造企業が協力して広報をしたほうがいいと考えていた」と思いを話す。

 同社は新しい精米技術と組み合わせて無洗米に仕上げたオリジナル商品「まばゆきひめ」などを前面に打ち出し、PRしていく考え。安弘さんは「おいしい米にこだわるのが企業として生き残る道だと思う。応援大使のタレント川村ひかるさんの協力も得て、BG無洗米のおいしさをアピールしていきたい」と力を込めた。

 【写説】BG無洗米機の前でオリジナルブランド「まばゆきひめ」を手にする土屋安弘さん=熱海市下多賀