利用者によるダイダイの搾汁作業を見学する参加者=上多賀の多賀屋別邸

 ■飲食3団体役員ら、利用者の活動理解 

 就労継続支援B型事業所として運営する熱海市上多賀の鳥料理専門店「多賀屋別邸」は13日、作業見学会を開いた。市内の飲食団体の役員らが参加し、利用者によるダイダイの搾汁作業などを見聞きし、事業所の活動への理解を深めた。

 同事業所は「あたみだいだいサワー」を商品化した飲食3団体と連携し、原料となる果汁を搾る作業を進めている。参加者は利用者が果実を半分に切ったり、搾ったりといった作業に打ち込む様子を間近で見学した。

 同店を運営する環相模湾経済パートナーシップ協議会の菊川美幸事務局長から「1日で30キロ分の実を搾ることができる。純利益が増えれば、その分を利用者の給料に充てられる」といった説明を受け、果汁の活用法についても意見を交わした。

 飲食団体の代表者は「想像していた以上に果汁にいろいろな使い方があると感じた。連携を進めたい」と語った。

 同協議会は市内外の飲食事業者と福祉関係者らで立ち上げ、飲食事業のほか、駅弁・土産菓子を開発・製造する熱海活性化プロジェクトを展開している。見学会は事業所の活動の周知を図り、より多くの利用につなげるのが狙いで、今後も随時実施するという。

 問い合わせは同協議会〈電0557(52)6465〉へ。

 【写説】利用者によるダイダイの搾汁作業を見学する参加者=熱海市上多賀の多賀屋別邸