前田会長(左)にオレンジフラッグを広げて見せる井手代表ら=熱海市和田浜南町の熱海港

 ■和田浜開発協に20本寄贈

 津波防災の合図として掲げる「オレンジフラッグ」の周知を図り、防災意識高揚につなげようと、熱海市のグリーンエネルギー推進協議会(井手由紀雄代表)と熱海ビーチクラブ(光村智弘代表)は26日、熱海港周辺の宿泊・観光施設などでつくる和田浜開発協議会(前田久憲会長、加盟20事業所)にオレンジ色の旗20本を託した。

 地震発生時に海にいる人に津波の危険を伝えたり、津波避難ビルを知らせ誘導したりするために使う旗で、防災意識向上を目指す団体「防災ガール」と日本財団が普及啓発プロジェクトを進めている。

 防災ガールの田中美咲代表が11月、同推進協議会主催のシンポジウムにゲスト参加し、市内で熱海ビーチクラブがオレンジフラッグの普及に取り組んでいることを知り、新しい旗の寄贈を申し出た。これを受け、同推進協議会などは熱海港周辺で活動する同協議会に託し、周知と活用を図ることにした。

 旗は縦1・2メートル、横2メートルの大きさ。熱海港で開いた寄託式で井手代表は、鮮やかなオレンジ色の旗を広げ「海の安全と環境を守るのが私たちの願い。活用してほしい」、光村代表も「減災につなげるのが一番の願い。年末に身近な人と災害への備えや発生時の対応を話し合ってもらえたらいい」と語った。前田会長は「少しでも減災できるように、有効に使いたい」と力を込めた。

 【写説】前田会長(左)にオレンジフラッグを広げて見せる井手代表ら=熱海市和田浜南町の熱海港