「梅園の結び葉」のオープンを前に展望デッキで神事を執り行う神職=福道町

 ■年末に「梅園の結び葉」「鳥居の結び葉」 休憩、観光情報収集拠点に

 熱海市西山町の来宮神社は年末、同神社周辺2カ所に散策サポート施設を相次いでオープンさせる。同神社と熱海梅園の中間に設ける「梅園の結び葉」と、鳥居前の「鳥居の結び葉」で、参拝者や観光客が休憩し、地域の観光・文化、歴史に関する情報を収集する拠点として活用を図る。同神社の「結び葉」と名付けた施設は10月開設の「宮坂」と合わせ、3カ所になる。

 梅園側は県道熱海箱根峠線沿いの旧ガソリンスタンド(約440平方メートル)を取得し、リノベーションした。並行するJR東海道新幹線、東海道本線、伊東線の3路線と市街地、初島が浮かぶ相模湾を望む立地を生かし、元事務所屋上に展望デッキ(約100平方メートル)を設けた。

 県道に面した事務所前のスペースは舗装し、大型バスの待機所にするほか、線路沿いの壁面に案内板を掲げて情報を発信する。初日の出の観賞場所として利用できるように、31日に開所する。

 鳥居前は直営の飲食店をリニューアルした。広さ56平方メートルで、梅園側と同様に開放的なウッドデッキがメイン。29日にオープンし、1月7日までは新春うどん・そばなどを提供する。その後は同神社ゆかりの食材を生かしたブランド菓子「来福スイーツ」の臨時出店を中心に、くつろぎの場としても活用する。いずれも無料で公衆無線LANを利用できる。

 27日には神職が清めの神事を行い、結び葉が地域発展の拠点となるように祈願した。雨宮盛克宮司は「観光客の動線を熱海梅園から来宮神社、糸川のあたみ桜並木、ジャカランダ遊歩道へとつなぐ点として、三つの結び葉が有効活用されるといい。特に梅園側は活気ある熱海の雰囲気づくりにつなげたいと考え、空き店舗を改装した。眺めを楽しみ、熱海を感じてほしい」と話した。

 【写説】「梅園の結び葉」のオープンを前に展望デッキで神事を執り行う神職=熱海市福道町

 【写説】来宮神社鳥居前にオープンする「鳥居の結び葉」=熱海市西山町