松千代さんの踊りと共演する邦楽和乃会の会員=起雲閣

 熱海市昭和町の起雲閣「麒麟(きりん)」の間で12日、邦楽和乃会(春日とよ和乙乃さん主宰)と熱海芸妓(げいぎ)による「新春の舞」が催された。春日さんらの三味線と歌に芸妓の松千代さんが踊りで“華”を添え、来館者を引き付けた。

 春日さんの下で稽古に励む市内外の会員5人が出演し、端唄「梅は咲いたか」を皮切りに「春雨」「浮かれ磐梯」「木遣りくづし」を次々と披露。松千代さんは優雅な踊りを繰り広げた。

 千葉県野田市から訪れた西沢芳樹さん(69)、昌子さん(67)夫妻は「起雲閣に初めて来て、踊りも見ることができてラッキーだった」「間近で踊りを見るのは初めて。風情があった」と口々に話した。会員で“初舞台”となった中野毅一さん(75)=横浜市=は「自分のペースで気持ちよく歌えた」と笑顔を見せた。

 起雲閣の新春イベントの一環。熱海らしさを感じてもらおうと毎年、実施している。

 【写説】松千代さんの踊りと共演する邦楽和乃会の会員=熱海市の起雲閣