入館者の注目を集める「紅白梅図屏風」=MOA美術館

 ■「紅白梅図屏風」「色絵藤花文茶壺」など

 熱海市桃山町のMOA美術館で25日、リニューアル3周年記念名品展「国宝『紅白梅図屏風(びょうぶ)』」が始まった。国宝3点を含む同美術館のコレクションから精選した名品60点が並び、来館者の目を引いている。3月12日まで。

 国宝は同屏風と京焼の大成者・野々村仁清作「色絵藤花文茶壺(つぼ)」、古筆三大手鑑(てかがみ)の一つ「翰墨城(かんぼくじょう)」の3点を同時公開した。さらに重要文化財で奈良時代一木造の「聖観音菩薩(ぼさつ)立像」をはじめとする仏像美術、「高士観月図」といった中国・日本絵画、漆工芸「山水人物蒔絵(まきえ)手箱」など、伝統に培われた東洋美術の精華をそろえた。

 尾形光琳の最高傑作と高く評される紅白梅図屏風は人気で、足を止めてじっくりと鑑賞する姿が見られた。伊豆旅行の帰途に訪れたという新潟県柏崎市の丸山啓子さん(69)は「琳派(りんぱ)が好きで、紅白梅図屏風を見たくて来た。リニューアル前にも見たが、今回はガラスの映り込みがなく、屏風をより身近に感じることができた」と満足そうに話した。

 会期中の毎週土曜日(1月26日、2月23日は除く)午後1時半からは、館内スタジオでスライドレクチャーを行う。

 問い合わせは同美術館〈電0557(84)2511〉へ。

 【写説】入館者の注目を集める「紅白梅図屏風」=熱海市のMOA美術館