特集陳列され、来館者の目を引く室瀬さんの作品展=熱海市のMOA美術館

 ■人間国宝・室瀬和美さん作品展 

 熱海市桃山町のMOA美術館で、「人間国宝 室瀬和美の世界」展が開かれている。国内外で活躍する漆芸家室瀬和美さんの多年にわたる制作の中から精選した11点を特集し、陳列している。

 室瀬さんは東京芸術大で研さんを積みながら松田権六、田口善国各氏に師事し、蒔絵(まきえ)をはじめとした漆芸技法を習得した。2008年には重要無形文化財「蒔絵」の保持者に認定された。

 多彩で高度な技法を駆使した作品の中から、同美術館所蔵の蒔絵螺鈿(らでん)・ハープ「西遊」をはじめ、同・八稜箱「彩華」、同・硯箱「椿」、蒔絵見台「勢瀬」などを集めた。植物をモチーフにした美しい意匠の作品が並び、来館者を魅了している。

 同美術館は「細やかな意匠の美しさ、金を使ったきらびやかな蒔絵を見てほしい」と呼び掛けている。

 3月12日まで。会期中の2月9日午後1時からは、館内能楽堂で室瀬さんのトークとハープ奏者吉野直子さんのコンサートを催す。入館料のみで鑑賞できる。

 問い合わせは同美術館〈電0557(84)2511〉へ。

 【写説】特集陳列され、来館者の目を引く室瀬さんの作品展=熱海市のMOA美術館