ワークショップ向けに考案したせっけんを手にする前田さん=春日町

 ■「住民交流の場にも」 熱海駅近く

 熱海市春日町のJR熱海駅近くのビルにこのほど、手作りせっけんサロン「イル・ミオ・サポーネ」がオープンした。定期講座に加え、観光客が手ぶらで参加できる体験型ワークショプを展開する。主宰の前田潤子さん(69)=銀座町=は「手作りの楽しさを体験してほしい。サロンが地域住民の交流の場にもなるといい」と話す。

 横浜から移住後、佐藤油店(銀座町)の椿油との出合いを機にせっけん作りに目覚めたという前田さんは、都内の講座に通ってノウハウを学んだ。簡単で安全な作り方を伝授しようと2017年4月以降、市内各所で講習を重ねる中で、材料や道具を常備できる拠点づくりを考えるようになったという。

 教室生の協力を得てサロン開設の準備を進め、一方でワークショップの体験メニューを検討。熱海を彩る花や自然をイメージしたせっけんのシリーズ「熱海彩香(さいか)」を“開発”した。あたみ桜、白梅、ジャカランダなどをモチーフにした色と香りで、季節ごとに参加者に種類を選んで作ってもらう。

 せっけんの原料には熱海の温泉水をはじめ自然素材を使用する。韮山の蜂蜜、戸田の塩などを原料にするせっけんもあり、前田さんは「熱海や伊豆の特産をアピールできるせっけんを考案して、広めていけたらうれしい」と意欲を語る。

 問い合わせは同サロン〈電0557(28)0117〉へ。

 【写説】ワークショップ向けに考案したせっけんを手にする前田さん=熱海市春日町