多言語翻訳アプリを使って救急隊に症状などを伝える参加者=市消防本部

 熱海国際交流協会(AI)と熱海市消防本部は8日、初の「外国籍住民の救急講座」を同本部で開いた。市内に住むタイ、中国、チリ、英国出身の市民ら10人が参加し、15カ国語に対応する多言語音声翻訳アプリ「救急ボイストラ」を使って救急隊員に症状を伝える練習に取り組んだ。

 参加者は傷病者になりきり、救急隊員のスマートフォンを使って頭痛や胸痛を母国語で訴えた。救急隊員の「どんな風に痛むか」「いつから体調が悪いか」といった質問が瞬時に翻訳されると、目を丸くする人もいた。119番通報や応急手当ての方法を合わせて学んだ。

 タイ出身のチャイワット・リヤムユさん(32)は「昔は自分も翻訳アプリを使っていたが、きちんと意図を伝えることが難しかった。救急ボイストラは音声と文字が出てきて分かりやすい。もしもの時も安心できる」と話した。

 【写説】多言語翻訳アプリを使って救急隊に症状などを伝える参加者=熱海市消防本部