直売所に入荷したばかりの生ワカメ=多賀観光協会

 ■23、24日 状況注視し準備イベント内容検討

熱海市の多賀観光協会は、ワカメの生育不良のために中止とした「第34回伊豆多賀温泉わかめまつり」を3月23、24日に長浜海浜公園で開催することを決めた。ある程度まとまった収量確保が見込める―という情報を生産者から得、このほど開いた理事会で判断した。引き続きワカメの生育状況を注視しながら、イベント内容を検討することになる。

 同まつりは多賀湾のワカメ漁期に合わせた恒例イベント。2015年までは3日間開催し1万数千人、不漁のため2日間開催とした16年以降も1万人を超える来場があり、季節の風物詩として人気を集めている。

 今季は海水温の上昇に伴い、年末に種付けしたワカメの種が“溶ける”現象が発生し、2月23、24日に開催を予定した同まつりを中止した。その後、海水温の低下に伴い、残った胞子から芽が伸び始めたという。

 一度は「中止」という苦渋の決断をしたが、再度の協議で「例年の半分から3分の2程度でも収量が見込めるのならば開催したい」といった声が上がり、「開催」を前提に地元町内会の協力を得て準備を進めていく方針を確認した。

 事務局によると、今後ワカメが順調に育つかどうか不安を抱えながらの準備になるという。長津義信事務局長は「わかめまつりでの大量消費を念頭に生産している漁業者もいる。何とか開催して、多賀ブランドのワカメを発信したい」と話す。

 イベント内容は3月上旬に決定し、ホームページなどでPRする。

 【写説】直売所に入荷したばかりの生ワカメ=熱海市の多賀観光協会