松浦社長(右)からシステムについて説明を受ける斉藤市長=下多賀の宮川浄水場

 ■発電量は一般家庭50軒分

 熱海市下多賀の宮川浄水場に市内初の商業用再生可能エネルギー発電所として1月末に設置されたマイクロ水力発電所を19日、斉藤栄市長が現地視察した。斉藤市長は事業者のDKパワー(本社・大阪府吹田市、松浦哲哉社長)から発電装置や方法、経費などについて説明を受けた。

 マイクロ水力発電は高低差が大きく、水量の多い河川を利用して発電する。熱海宮川から浄水場をつなぐ「導水管」を流れる水の高低差約37メートルの水圧を使って水車を回し発電する。発電量は1年間で16万1千キロワットで一般家庭の約50軒分。電力は全て東京電力に売り、事業収入は年間で約50万円になる。市の負担はなく、利益の半分は市が受け取る。発電期間は20年。

 2016年10月ごろに同社から声が掛かったという。市では電力の地産地消の観点から導入を決め、水量の確保できる同浄水場に設置を決めた。

 斉藤市長は装置を見学しながら松浦社長から本体や制御盤の説明を受け、設置にかかった期間やメンテナンスについて質問した。斉藤市長は「他の事業に対する影響もなく快諾した。浄水場が電力を生む場としても活用できていい」と話した。

 県内初で全国で稼働しているのは7カ所。近隣では静岡市も検討しているという。

 【写説】松浦社長(右)からシステムについて説明を受ける斉藤市長=熱海市下多賀の宮川浄水場