陶板レリーフを確認する手塚るみ子さん(右)ら=熱海市泉のクレアーレ熱海ゆがわら工房

 ■陶板レリーフ完成 長女るみ子さん「ワクワクした」

 漫画家手塚治虫さんの原画を基に、熱海市泉のクレアーレ熱海ゆがわら工房で制作した陶板レリーフが19日、完成した。人気キャラクターが楽しげに行進するデザインで、手塚プロダクションのスタッフと共に同日、仕上がりを確認した手塚さんの長女るみ子さんは「にぎやかで楽しそうな雰囲気が一目で伝わってきて、ワクワクした気持ちになった」と喜んだ。

 陶板レリーフは縦2・6メートル、横8・8メートルで、東京臨海高速鉄道(りんかい線)の国際展示場駅に今後設置し、3月18日に除幕する。

 1976年に少年漫画雑誌の付録ポスター用に描き下ろされたイラストを基に、ジャングル大帝、鉄腕アトム、リボンの騎士、ブラック・ジャック、火の鳥などに登場するキャラクター36体を選び再レイアウトした。

 460ピースに分けて成形、色づけ、焼成など、同工房の職人約10人が10カ月ほどかけて制作した。監督した谷本二郎さんは「立体にして違和感をなくすことや色味に苦心した」と振り返った。

 コミックマーケットの会場にもなる東京国際展示場に近い同駅への陶板レリーフ設置は、日本交通文化協会が同鉄道の協力で企画した。2018年が手塚治虫さんの生誕90周年の節目だったこともあり、手塚作品のレリーフ化を手塚プロダクションに相談し快諾を得た。制作は実績のある同工房が担った。るみ子さんは「壁画の前でキャラクターと一緒に記念撮影をして、インスタグラムに上げるなど楽しんでもらえたらいい」と期待した。

 【写説】陶板レリーフを確認する手塚るみ子さん(右)ら=熱海市泉のクレアーレ熱海ゆがわら工房