創始者の隆久さん(右から2人目)らの手ほどきで山の幸染めに挑戦する参加者=熱海第一ビル

 ■6人参加「アイロンで簡単」 

 アイロンで染めるクラフト「山の幸染め」を学ぶ熱海市民有志が「熱海幸染めの会」の発足を目指して20日、熱海第一ビルで体験会を開いた。市内外から6人が参加して、ストールやスカーフに花や葉の模様を染める体験を楽しんだ。

 昇華性染料をアイロンの熱で気化させ、繊維に浸透させる乾式染法で、自然の草花などを“型”に使い自由にデザインできる。体験会には創始者の隆久昌子さん(東京都新宿区)とインストラクターの森淳子さん(富士市)を迎え、手ほどきを受けた。

 参加者は布の上に押し葉や押し花を並べると、カラーマットを載せてアイロンをかけた。「アイロンは少しずつ動かすといい」といったアドバイスに従い作業を進めた。我妻妙子さん(61)は「出来上がっていく過程が楽しい」と感想を話した。

 隆久さんは「アイロンで簡単にできるので誰もが楽しめ、達成感を味わえる」と自ら考案した染めの魅力を説いた。都内の講座で学ぶ小川和子さん(57)=紅葉ガ丘町=は、熱海の自然素材などを使った山の幸染めを「熱海幸染め」と名付け、普及を目指す。体験・講習会を開いていく考えで「熱海の文化活動として広げたい。将来的には障害者施設の授産活動などに取り入れてもらい、熱海土産として販売することで障害者の自立支援につなげていきたい」と話した。

 問い合わせは小川さん〈携帯090(2215)5018〉へ。

 【写説】創始者の隆久さん(右から2人目)らの手ほどきで山の幸染めに挑戦する参加者=熱海市の熱海第一ビル