大漁桜の苗木を植える真鍋会長(右から2人目)と会員ら=日金山ハイキングコース・笹の広場

 ■ハイキングコースに100本

 熱海市の郷土史研究グループなどでつくる「日金山に桜を植える会」(真鍋梅美会長)は27日、日金山ハイキングコースの笹の広場に熱海ゆかりの早咲きの桜「大漁桜」約100本を植えた。会員と有志13人が広場で植樹式を行い、日金山が桜の名所として多くの人が集う場となることを願った。

 大漁桜は故角田春彦さん(元多賀中校長)が作出した品種で、花は一重咲きの薄紅色。「春の彼岸のころに花咲く桜を植えたい」という会員の希望を踏まえ、日本花の会の会員でもあるMOA美術館が協力し、同会から1年生の苗を入手した。

 笹の広場にはハイキングコースの両側に5メートル間隔で植えた。植樹式で真鍋会長は「日金山は熱海のパワースポット。桜の名所となり、国内外の人が来るようになるとうれしい」と話し、シャベルで苗木の根元に土をかけた。同美術館の高見輝宏総務部長は「花を咲かせるまで3年ぐらいかかるが気長に育ててほしい」と呼び掛けた。

 「富士山と末代(まつだい)上人熱海の会」が、富士山の山岳仏教を定着させた平安末期の僧・末代上人の宝筺印塔(ほうきょういんとう=供養塔)がある日金山での桜の名所づくりを提案。「伊豆の日金・熱海を語る会」「熱海コミカレねっとわーく」と共に桜を植える会を立ち上げ、協力金を募りながら準備を進めてきた。

 植樹式には二十数年前にやぶの中から宝筺印塔を見つけた細田実さん(87)も参加し「広場に展望台を造るなどハイキングコースが整備されるといい」と期待を語った。

 桜を植える会は3月末まで協力金を募り、案内板設置などに充てる考え。問い合わせは真鍋会長〈電0557(81)4869〉へ。

 【写説】大漁桜の苗木を植える真鍋会長(右から2人目)と会員ら=日金山ハイキングコース・笹の広場