「空母いぶき」の見どころなどを語る伊藤さん=市役所

 ■5月の全国公開PR

 熱海市桃山町の伊藤和典さん(64)が脚本を担当した映画「空母いぶき」が完成し、5月24日全国公開される。伊藤さんは1日市役所で会見し、作品の見どころをPRした。

 小学館発行の青年漫画誌「ビックコミック」に連載中のかわぐちかいじ作の同名漫画を原作とした2時間14分の実写映画。日本の南海上に浮かぶ島が国籍不明の軍事勢力によって占領され、現場に急行した航空機搭載型護衛艦いぶきを中心とする自衛隊の護衛艦隊が島奪還に向けて激しい戦闘を繰り広げる―とのあらすじとなっている。西島秀俊、佐々木蔵之介が主演し、「亡国のイージス」で知られる小説家福井晴敏さんが企画、映画「沈まぬ太陽」の若松節朗監督がメガホンを取った。

 伊藤さんはプロデューサーから依頼を受け、亡国のイージスの長谷川康夫さんと脚本を担当。連載中の原作を踏まえ、現代の国際情勢も意識した新しいストーリーを書き上げた。

 会見では「中高年の男性を中心に幅広い世代に楽しんでもらえる娯楽映画。1人でも多くの人に見てほしい」とPR。作品に込めたメッセージについては「ポリティカル(政治的)な面は排除したが、『戦争はダメ、絶対に』という思いが伝わればうれしい」と話した。

 伊藤さんは平成のガメラシリーズ3部作など、映画やアニメの脚本を数多く手掛けた。同市には35年ほど前に東京から移住し、昨秋開かれた熱海怪獣映画祭では実行委員を務めた。

 【写説】「空母いぶき」の見どころなどを語る伊藤さん=熱海市役所