ポスターを手に薪能をPRする内田館長(左から2人目)ら実行委員会のメンバー=市役所

 ■辰巳さん能舞「水月」初上演

 熱海市の熱海サンビーチ特設会場で5月19日午後5時半から、「舞踊・常磐津・囃子(はやし)と月の道薪能―熱海の森羅万象に捧ぐ」が催される。満月が上る相模灘を背にした舞台で新作の能舞や狂言、能などが繰り広げられる。有料鑑賞券は15日に発売する。

 熱海サンビーチでの薪能は4回目で、今年は大型観光宣伝「静岡デスティネーションキャンペーン(DC)」の一環とし、開催時期を前倒しした。

 熱海芸妓(げいぎ)や日本舞踊家花柳あらたさんが舞踊を披露し、宝生流・辰巳満次郎さんは今回の舞台のために作った能舞「水月」を初上演、能「天鼓」でシテも務める。月の道薪能では初めて狂言を取り入れ、演目に「棒縛」を組んだ。ほかに一調一管「弄月(ろうげつ)」を予定する。

 MOA美術館、市、市観光協会、熱海商工会議所、熱海温泉ホテル旅館協同組合の役員らでつくる実行委員会が主催、熱海新聞などが後援する。14日には市役所で会見を開き、開催概要を発表した。代表の内田篤呉・MOA美術館長は「日本の伝統文化を多くの人に心ゆくまで見てほしい」と話した。

 有料席はA席4千円(200席)、B席3千円(160席)で、鑑賞券は同美術館やチケット販売サービス「イープラス」「チケットぴあ」で取り扱う。砂浜や遊歩道からの鑑賞は無料。

 雨天の場合はMOA美術館能楽堂で開く。問い合わせは同美術館〈電0557(84)2511〉へ。

 ■有料席に市民10組20人招待 実行委

 あたみ月の道薪能実行委員会は、有料席に市民招待席を設け、抽選で10組20人を招待する。熱海市民であることが応募条件で、締め切りは4月20日(当日消印有効)。

 希望者は「薪能市民招待席希望」と明記し、住所、名前、連絡先(電話番号)を記し、はがきかファクスで応募する。宛先は〒413―8511、熱海市桃山町26の2、MOA美術館内「薪能事務局」、〈ファクス0557(84)2570〉。

 【写説】ポスターを手に薪能をPRする内田館長(左から2人目)ら実行委員会のメンバー=熱海市役所