約22億円、4年をかけて長寿命化が図られたエコ・プラント姫の沢=熱海

 ■22億円、4年かけて改修 効率、90%まで回復

 熱海市が約22億円の巨費と4年の歳月をかけて進めていた廃棄物焼却施設「エコ・プラント姫の沢」の保全工事が終了した。焼却炉をはじめ設備の多くを改修し、10~15年程度の長寿命化が図られた。

 1999年度に完成した同施設は焼却炉2基を備え、市内で発生した可燃ごみと下水処理汚泥を1日最大約200トン焼却、処理する能力がある。耐用年数を超えて設備が老朽化して運転効率が大幅に低下し、2015年度から延命化のための大規模な保全工事を進めてきた。

 4期に分けて行ってきた工事では、ごみ処理業務を継続しながら焼却炉や廃棄物を運ぶクレーン、排出コンベア、制御関係の機器などを改修・更新。老朽化により大幅に低下していた運転効率を約40%改善し、完成当時の90%程度まで回復することができたという。結果、運転コストの大幅な軽減が図られた。

 保全工事によって大規模な改修は一段落し、今後の課題はさらなるごみ減量と施設の負荷軽減、長寿命化に移る。ごみ焼却施設の建設にはばく大な費用と時間がかかる。市協働環境課の担当者は「保全工事が終わったばかりだが、次の施設は市単独で行うのか、広域で進めるのか、そうした検討も今後必要になってくる」と話した。

 【写説】約22億円、4年をかけて長寿命化が図られたエコ・プラント姫の沢=熱海市熱海