昭和のスナックのしつらえを生かした永田さんの事務所兼レンタルスタジオ「スナックあた美」=銀座町

 ■有名俳優ら常連だった銀座町の店舗

 昭和のムードを色濃く残す熱海市銀座町の元スナックがこのほど、映像制作会社の事務所を兼ねたレンタルスタジオに生まれ変わった。映像作家永田雅之さん(46)=和田町=が立ち上げた「プラン・エー」の拠点で、「スナックあた美」と名付けた。永田さんは「イベントスペースとしても活用を広げていきたい」と話す。

 元映画館「ロマンス座」がある通りに面し、およそ半世紀にわたり「スナック博多」として営まれた店舗。「熱海の夜の文化」と捉えるスナックの元店舗に狙いを定めて活動拠点を探していた際、所有者から有名俳優や作曲家が同店の常連客だったと聞き「ストーリーを感じた」という。

 約20平方メートルでカウンターのみのこぢんまりした店舗で、昭和の雰囲気漂う内部のしつらえをそのまま残した。スクリーンとプロジェクター、音響機器を備え、上映会ができるようにした。

 3月上旬の“事務所開き”の後、市内の女性がレンタルし、都内の友人とのパーティーに利用。好評を得たことから、手応えを感じたという。永田さんは「使い方は自由。観光客がスナックの雰囲気を味わったり、一日ママ体験をしたりと、熱海の夜の文化の“入り口”としても活用が広がるといい」と期待する。

 「スナックあた美」の問い合わせは永田さん〈携帯090(8318)0453〉へ。

 【写説】昭和のスナックのしつらえを生かした永田さんの事務所兼レンタルスタジオ「スナックあた美」=熱海市銀座町