熱海市は、共立メンテナンス(本社・東京)が東海岸町に計画してるホテル「ラビスタ熱海(仮称)」について、後背地住民の眺望への配慮が可能かを市と協議することなどを求めた市まちづくり条例に基づく同社への指導書の縦覧を行っている。

 指導書では他に、市まちづくり審議会から答申を受けた周辺市道の付け替えと拡幅改良に関する市との協議、後背地住民から指摘のあった権利関係と事業運営体制に関する周辺関係者への再度の説明など、45項目にわたって地域への配慮や関係法令順守、適切な工事管理を求めている。

 事前協議書などによると、熱海サンビーチ前の国道135号に面したホテル跡地(約9550平方メートル)に計画中のラビスタ熱海は、鉄筋コンクリート造り地上18階建てをメインに複数の建物群から成る延べ床面積3万4600平方メートル、客室261室(別に従業員寮66室)の高層ホテル。開業は2023年中を予定している。

 計画を巡っては眺望が失われるなどとして周辺住民からの請求を受けた公聴会が1月に開かれ、利害関係者が「眺望を奪われる」「交通環境が悪化する」などとそれぞれの立場で計画の問題点を指摘。同審議会が公述人の意見を審議し、後背地住民の眺望への配慮が可能かどうかを市と協議することなどを盛った答申を市に行った。

 縦覧は5月7日まで、市まちづくり課窓口で平日の業務時間内に受け付けている。