交通の発達に伴う熱海発展の歴史を聞く参加者=JR熱海駅前

 ■「ブラタモリ」紹介の名所など中心市街地巡る

 熱海市の「熱海まち歩きガイドの会」は29日、大型観光宣伝「静岡デスティネーションキャンペーン(DC)」企画のガイド付きウオーク「ブラアタミ−熱海の歴史を散策」を実施した。兵庫県加古川市から4人が参加し、メンバーの案内で中心市街地の名所・旧跡を巡り熱海の歴史や文化に触れた。

 プレキャンペーンに続き、NHKのテレビ番組「ブラタモリ」で紹介された名所を中心にコースを設定。JR熱海駅前から豆相人車鉄道の記念碑、来宮・貯水池、大湯間欠泉、湯前神社、貫一・お宮の像などを巡り、古屋旅館での「御汲湯(おくみゆ)図」の見学も盛り込んだ。

 本年度第1弾の案内役は会長の植松信行さんが務めた。駅前広場では徳川家康が熱海温泉を愛したことや交通の発達とともに発展した熱海の歴史について、資料を示して説明した。市内に別荘のあった後藤新平、松方正義、三浦観樹といった政治家が国鉄熱海線の開通を促進したこともユーモアを交えて紹介した。

 妻とその母、妹と共に参加した田中良典さん(57)は「ネットで見て、興味を持った。明治のころの政治家が別荘を持っていたことなどを聞き熱海の歴史を感じた。説明を聞きながら町を歩くのは楽しいし、家族で情報を共有できる」と満足そうに話した。

 「ブラアタミ」はDC期間中の6月まで、随時受け付ける。催行は4人以上で参加費1人1500円。問い合わせは同会事務局〈携帯080(4069)4141〉へ。

 【写説】交通の発達に伴う熱海発展の歴史を聞く参加者=JR熱海駅前