「令和」の典拠が佐佐木信綱の研究した「万葉集」であることを喜び、旧居を守る活動への思いを新たにする凌寒会のメンバー=西山町

 ■佐佐木信綱が研究、万葉集歌う庭の草木

 熱海市西山町で晩年を過ごした歌人・国文学者の佐佐木信綱(1872~1963年)は、万葉集の研究でも業績を残し、旧居「凌寒荘」の庭には万葉集に歌われた草木が植わる。管理案内を担うボランティア団体「凌寒会」は、きょう1日から元号となる「令和」の典拠が万葉集であることを喜び、特別開館して新しい時代の幕開けを祝う。

 凌寒荘は平成の時代に市の文化施設となり、土・日曜日に庭を公開している。信綱の下で仕事を手伝った山内千恵子さん(89)は、梅やアセビなどが植わる庭の手入れに励み「万葉集にちなむ元号はうれしい。先生も喜んでいると思う」。会長の松井千也子さん(78)は「令和の時代に仲間を増やし、信綱先生の功績を伝えつつ凌寒荘を守っていきたい」と意欲を新たにしている。

 公開は午前10時~午後4時。問い合わせは凌寒荘〈電0557(81)4433〉へ。

 【写説】「令和」の典拠が佐佐木信綱の研究した「万葉集」であることを喜び、旧居を守る活動への思いを新たにする凌寒会のメンバー=熱海市西山町