雨の中、マメザクラの植え込み作業に当たる女性スタッフ=十国峠

 ■「令和」に花見楽しんで

 令和の時代にケーブルカーから花見を楽しんでもらおうと、伊豆箱根鉄道(本社・三島市、伍堂文康社長)は、熱海市近郊の十国峠でマメザクラ約80本の植樹を進めてきた。平成最終日の30日には、最後の1本の植樹セレモニーを実施。雨の中、女性スタッフ3人が木の成長を願いながら根元に土をかけた。

 十国峠と周辺の山に、白や薄ピンク色の小さな花を咲かせるマメザクラが自生することから、ケーブルカーとレストハウスを運営する伊豆箱根鉄道が線路沿いにも植え、桜並木にすることを計画した。同市の藤原造園(藤原正巳社長)の協力を得て、3月から苗木を植えてきた。

 植樹セレモニーは、改元記念企画の一環で実施した。藤原造園から寄贈された高さ約3メートルの木を、ケーブルカーのガイドや売店スタッフが山頂駅の脇に植えた。作業に当たった中村美妃さん(23)は「令和の時代に育ち、たくさんの花を咲かせてお客さまを楽しませるようになるといい」と期待を語った。

 植樹後には、伊豆・三津シーパラダイスのアシカ「グリル先生」が書いた「令和」の文字のヘッドマークをケーブルカーに装着。新しい時代を迎える準備を整えた。

 【写説】雨の中、マメザクラの植え込み作業に当たる女性スタッフ=熱海市近郊の十国峠