ダイバーが海底で回収したごみを船の上に引き揚げる関係者=熱海港ナナハン岸壁付近

 ■空き缶、釣りざおなど回収

 ボランティアによる海の清掃活動「熱海ビーチクリーン2019」(実行委員会主催)が12日、熱海市の熱海港を拠点に行われた。首都圏から自費で参加したスキューバダイビング愛好者120人をはじめ総勢305人が海中と沿岸のごみ拾いを繰り広げた。

 「未来の子どもたちより預かっている海や自然を守る」をテーマに毎年行っている。今年も市、市ダイビング協議会など32の団体、企業が協力した。

 活動は海と陸上に分かれて行われた。漁船5隻に分乗して熱海港を出港したダイバーは同港ナナハン岸壁、熱海サンビーチ沖などで海底に散乱したごみを精力的に回収。約30分のダイビングで空き缶、空き瓶、鉄パイプ、釣りざお、テグスを拾い集めた。中には電動芝刈り機、自転車などもあった。

 川崎市の会社員安久隼人さん(35)は4回目の参加。活動を終えて「都会に近い割にきれいな海が保たれている。海で遊ぶ側としてこれからも海を大切にしたい」と語った。

 斉藤栄市長、市ダイビング協議会の川口健会長、藤曲敬宏県議を迎えた開会式では、第1回から実行委員長を務め、1月に急逝した水口武さんに参加者全員で黙とうをささげた。遺志を引き継いだ豊嶋康志委員長は「参加者には感謝している。来年以降も継続し、熱海の海を守っていきたい」と話した。

 【写説】ダイバーが海底で回収したごみを船の上に引き揚げる関係者=熱海市の熱海港ナナハン岸壁付近