岡野谷さんが熱海が国内発祥のレモンを使って商品化した「あたみ れもんのしずく」など

 ■地場産レモン、ミカン100%

 熱海市西熱海町の岡野谷伸一郎さん(45)がこのほど、地場産で熱海が国内における栽培発祥の地とされるレモンと、温州ミカンを使ったジュースとゼリーを商品化した。「自然派食品あたみ しずく」ブランドでシリーズ展開する商品の第1弾。来年にはレモン酒、熱海が日本一の生産量を誇るダイダイの商品化も計画中で、「地域活性化の一助にしたい」と意気込む。

 ■「自然派食品あたみ しずく」の第1弾 「地域活性化の一助に」

 和田町の山田酒店に勤務する岡野谷さんは、レモン栽培の由来を知り、知識を生かした飲料水の開発に着手。英語でかんきつを意味する「シトラス」と挑戦の「トライ」を組み合わせた「シトライカンパニー」を立ち上げ、作業を進めてきた。

 完成したジュース「れもんのしずく」「みかんのしずく」はともに果汁100%の生ジュース。ミカンは飲用、強烈な酸味と風味が生きるレモンは酎ハイや料理への利用を想定する。瓶入りで価格はレモン(内容量200ミリリットル)が800円、ミカン(同180ミリリットル)が400円。ゼリーは砂糖で味を調えた果肉入りの飲むタイプで、さわやなな風味に仕上げた。ともに飲み口付きパウチ(同170グラム)入りで、価格は400円とした。

 3~5日の春のあたみビール祭りで試験販売したところ好評で、ジュースは今年製造分がほぼ完売。ゼリーも品薄となっている。

 今後の展開については酒造メーカーとレモンを蒸留酒に漬け込んで造るレモン酒を共同開発し、来年に発売予定。さらにはダイダイのジュースとゼリーの商品化も計画中で、上多賀のダイダイ畑70アールを農家から借り受けて栽培から加工品の製造・販売までを一貫して行う「6次産業化」の実践を目指す。岡野谷さんは「いずれは熱海ブランドの認定を受けたい。熱海でしか購入し、味わうことができない商品として売り出し、観光の活性化につなげたい」と話した。

 商品は当面、山田酒店のみの取り扱いになる。問い合わせは岡野谷さん〈携帯090(4259)0221〉へ。

 【写説】岡野谷さんが熱海が国内発祥のレモンを使って商品化した「あたみ れもんのしずく」など