音声翻訳機を台湾出身スタッフ(右)との会話に役立てる日本人スタッフ=伊豆山のハートピア熱海

 ■ラグビーW杯や五輪・パラ見据え外国人客らに対応

 熱海市の伊豆山温泉旅館組合(中川勝仁組合長、加盟9軒)はインバウンド(訪日外国人旅行者)対策の一環でこのほど、74言語の翻訳に対応可能な音声翻訳機を導入した。一括購入した機器を各施設と組合事務所に1台ずつ配備し、外国人旅行客らとのコミュニケーションに役立てる。

 ラグビー・ワールドカップや2020年東京五輪・パラリンピックに向け、外国人客の増加を見込んだ取り組み。IoT(物のインターネット)通訳機で、任意の2言語を選び、ボタンを押しながら話し掛けると画面に各言語に翻訳された言葉が表示される。

 フロントなどに備えて活用を図る中で、外国人スタッフとのコミュニケーションに役立てる施設も出てきた。台湾やフィリピン出身のスタッフがいるハートピア熱海の坂井靖支配人は「簡単に会話が進められ、業務上のニュアンス(微妙な意味合い)も正確に伝えられる。使い勝手がいい」と話す。

 同組合事務局は「人手不足で今後、外国人スタッフの増加も見込まれる中で、一石二鳥の使い方ができることが分かった。機器を宿泊客だけでなく、スタッフ間のコミュニケーションにも使い、業務の円滑化、効率化を進めてもらいたい」と話した。

 【写説】音声翻訳機を台湾出身スタッフ(右)との会話に役立てる日本人スタッフ=熱海市伊豆山のハートピア熱海