挿絵原画展のPRチラシを手にする松山さん

 伊豆新聞・熱海新聞・伊豆日日新聞(伊豆新聞本社発行)に昨秋連載した小説「熱海残照」の挿絵原画展が6月1日から、熱海市昭和町の起雲閣で開かれる。同市に住む日本画家松山英雄さんが手掛けた全43点を展示、紹介する。7月28日まで。

 「熱海残照」は同市に住む会社経営中尾ちゑこ(本名・千恵子)さんが熱海を舞台に執筆し、第20回伊豆文学賞(県、県教育委員会、伊豆文学フェスティバル実行委員会主催)の小説・随筆・紀行文部門で最優秀賞を受賞した作品。松山さんは本社の依頼を受け、挿絵を描いた。日本画用の水干(すいひ)絵の具で色彩豊かに仕上げた。

 原画展は起雲閣の企画で、本社などが後援。松山さんは小説と時代背景が重なる東日本大震災や、海を題材にした日本画数枚も出展する。「原画ならではの色合いを楽しんでもらいたい」と話す。

 6月29日午前11時からは、展示会場で松山さんと中尾さんのトークを催す。小説の内容や挿絵に込めた思いなどを語り合う。

 同展は入館料(大人510円、中学・高校生300円)のみで鑑賞できる。問い合わせは起雲閣〈電0557(86)3101〉へ。

 【写説】挿絵原画展のPRチラシを手にする松山さん