沿道からかけられる湯を浴びながら練る神輿=湯河原町

 熱海市泉の泉公園をフィナーレ会場に25日夜、「湯河原温泉湯かけまつり」(湯河原温泉観光協会、温泉場区主催)が開かれた。3基の神輿(みこし)が、沿道から降り注ぐ湯を浴びながら湯河原町の不動滝から同公園まで約2キロを練った。

 神輿団体の湯河原睦会、素鳶(すが)会、巽連に加え、湯河原観光会館までは募集に応じた一般男女約60人が担ぐ体験神輿も連なった。見物客は沿道に用意されたたるから洗面器などに温泉をくみ、神輿に向けて勢いよくかけた。降り注ぐ温泉に担ぎ手も見物客もびしょぬれになりながら、祭りを楽しんだ。

 宿泊先の浴衣姿で洗面器を手にした東京都の会社員杉村佳愛さん(29)、貴子さん(29)夫妻は「祭りがあると知らずに来て、参加した。盛り上がりがすごい」「びしょぬれになったけれど温泉だから温かい」と声を弾ませた。

 江戸時代に湯河原の温泉を将軍家に献上する際「献湯神輿」に湯をかけ、道中の安全を祈願したことに由来する祭り。同町の湯権現・熊野神社の例大祭に合わせて開催している。同市泉地区の伊豆湯河原温泉観光協会も全面的にまつりに協賛している。

 【写説】沿道からかけられる湯を浴びながら練る神輿=湯河原町