いけすで養殖されているサバの様子を見学する西川の関係者ら=網代湾

 ■経緯、成育状況など確認「大きく、脂のり良く可能性」

 サバの養殖事業を手掛ける熱海市網代の網代漁業(泉沢宏社長)にこのほど、千葉県勝浦市の総合水産会社「西川」(斎藤政宏社長)の役員ら3人が視察に訪れ、取り組みの様子を見聞きした。

 網代漁業は“サバ専門商社”「鯖や」とタイアップして、今年2月から網代湾のいけすでサバの養殖を進めている。銀ザケなどの養殖・加工・販売を行う西川は、新たな養殖事業を検討する中で、静岡県定置漁業協会の日吉直人会長から、同協会員でもある網代漁業の紹介を受けた。

 網代漁業の事務所で同社の山村豊さんや日吉会長らから事業を手掛けた経緯や、サバの成育状況などの説明を聞いた後、沖のいけすを見学した。斎藤政利専務は「見た感じでは大きく、脂ののりも良さそう。可能性を感じた」と語った。

 網代漁業は6月中の本格出荷、鯖やは網代港周辺へのサバ料理専門店の出店を目指している。いとう漁協の筆頭理事でもある日吉会長は「漁協としても地域に人を呼べるようになり、サバだけでなく他の魚の販売にもつなげたい」と期待を話した。

 【写説】いけすで養殖されているサバの様子を見学する西川の関係者ら=熱海市の網代湾