霊魂碑に献花する喜寿の会メンバー=下多賀

 ■19人、建立日に供養 

 JR伊東線が開通した1938(昭和13)年に生まれた人でつくる伊東市の喜寿の会(阿部亨会長)のメンバー6人とJR東日本の社員ら13人は6日、熱海市下多賀にある「伊東線工事殉職者霊魂碑」を訪れ、工事中に犠牲になった人たちを供養した。参列者は献花し、線香を手向けた。

 碑はJR伊東線の網代駅近くの新小山トンネル上の山中にあり、犠牲者12人の名が刻まれている。宇佐美トンネル網代側の工事を担った「間組」が伊東線開通の半年前、38年6月6日に建てた。同会による慰霊は伊東線開通77周年の年から始まり、今年で5回目。碑の建立日に合わせて行っている。

 伊東駅の小山浩伸駅長は「伊東線を安心して利用できるように、今後も点検をしっかり行う」と一層の安全運行を誓った。

 阿部会長は「地域の発展を担う伊東線と自分たちは同い年。81歳になったが、体の続く限り犠牲者の慰霊を続けていく」と話した。

 【写説】霊魂碑に献花する喜寿の会メンバー=熱海市下多賀