■伸び率鈍化、6月以降低調

 熱海市は10日までに、2018年度の宿泊客数が前年比0・2%増の309万4456人だったと発表した。300万人の大台維持は4年連続で、過去4年で最多となったが、伸び率は鈍化し、宿泊客数のV字回復が踊り場に入ったといえそう。

 入湯税に基づく課税人員と、12歳未満の子どもや利用料千円未満の免税対象者を含む宿泊客数。市のまとめによると、18年度は4月が前年同月比9・6%増と順調な滑り出しとなったが、6月以降低調に推移し、特に繁忙期である7月が前年同月比6・6%減、8月が同2・6%減と振るわず、年間を通した伸びは鈍化した。

 市観光建設部の立見修司次長は「1年で見れば堅調だったと認識しているが、踊り場感があることは確かで、てこ入れ策が必要だろう。関係機関と連携してオール熱海での取り組みを強化し、さらに宿泊客を伸ばしたい」と話した。

 昭和40年代のピーク時には500万人を超えた同市の宿泊客数は長期低落傾向にあったが、東日本大震災のあった11年度の246万人を底に上昇に転じ、15年度には300万人の大台を回復し、宿泊客数がV字回復した。