救急隊員の指導で心臓マッサージを実習する生徒=熱海中

 熱海市消防本部による中学生普通救命講習が10日、市立熱海中を皮切りにスタートし、生徒が心臓マッサージ、AED(自動体外除細動器)の取り扱いなどに意欲的に取り組んでいる。

 同本部によると、心臓突然死で亡くなる人は国内で年間約7万人いて、学校でも100人が命を落としている。同講習は身近で起こり得る重大事故に備え、命を救う勇気と知識を持ってもらおうと2年前から行っている。今年も7月まで市内4校で順次開催する。

 初日は熱海中で1年生105人を対象に行った。生徒は救急隊員らの指導で傷病者への声掛けに始まり、呼吸確認、周囲への応援と119番通報の要請、心臓マッサージ、AEDまで一連の応急措置を実習。救命率がそれぞれ2倍に上がるという命を救う行動を学んだ。

 屋代玲羽さんは「ダミーの胸をしっかりと押せなかった。実際に自分にできるか自信はないけど、勉強になった」と感想を語った。

 【写説】救急隊員の指導で心臓マッサージを実習する生徒=熱海中