「遠いどこか」へと旅をしたくなる時がある。そんな時は電車がいい。車窓を流れゆく景色を眺めながら缶ビールを飲む。旅先でどんな料理を味わおうかと心がはやる

 ▼先月、国内の魅力ある鉄道旅行の企画商品を表彰する「鉄旅オブ・ザ・イヤー」の授賞式がさいたま市の鉄道博物館であったと、全国紙で読んだ。旅行業界などが実施し6回目

 ▼旅のプロが企画する鉄道旅行は「こんなにもすてきなものがある」ということを発信し、利用客に鉄道旅行そのものをもっと楽しんでほしい―との願いを込めているそうだ

 ▼グランプリは第三セクターの道南いさりび鉄道(北海道函館市)が運行する観光列車内で、地元の食材を生かした料理を味わう日本旅行のツアー。沿線市町の活性化に取り組んだと評価された。一般から企画を募った「ベストアマチュア賞」も新設され、会社員のプランが選ばれたという。伊豆の鉄道旅を楽しむプランを公募しても面白そう

 ▼東京の友人が近所の公園に咲く河津桜の写真を会員制交流サイト(SNS)に投稿していた。“本家”河津町の咲き具合と合わせ「ぜひ電車で伊豆へ」と伝えた。「いつか、いつかと思う河津桜」と返信が来た。「食」の魅力も伝えたい。