「ウイー・アー・ノット・アローン」。ある映画のキャッチコピーで、「われわれは孤独ではない」という意味。「われわれ」は「人類」あるいは「地球上の生物」のことで、宇宙のどこかに「仲間」がいる−を表している

 ▼その映画とは40年前に公開された米国のSF大作「未知との遭遇」(スティーブン・スピルバーグ監督)。世界各地で起きるUFO目撃や関連事件と、極秘裏に実現する人類と宇宙人との接触(第3種接近遭遇)を描き、後に特別編も公開された

 ▼先日、米航空宇宙局(NASA)などの国際チームが、地球から39光年離れた恒星の周りに地球に似た惑星が7個あるのを発見した−というニュースがあった。水や大気が存在して生命を育む可能性があるという。知能を持った異星人がいるかもしれない

 ▼1光年は光の速度・毎秒30万キロで1年かかる距離で約9兆4600億キロ、39光年は約369兆キロだ。まさに天文学的距離で、現代科学の粋を集めた宇宙船でも到達不可能だが、数百年進んだ技術を持つ異星人なら、地球を訪問できても不思議ではない

 ▼このニュースに接した後、夜空に瞬く星を眺めていたら「未知との遭遇」に登場したあの印象深い信号音が聞こえるような気がした。