「御朱印ウオーク」が行われている河津町の伊豆八十八カ所霊場札所を訪ねて驚いた。本堂は一般参拝客であふれ、住職は御朱印帳に朱印を押す作業に忙殺されていた。

 若い住職は気さくでアイデアマン。過去に何度か取材でお邪魔しているが、参拝者を見かけたことはない。言葉は悪いが、100万人の花見客を誇る河津桜まつりに便乗した企画の効果を実感した。

 伊豆霊場は名の知れた四国や愛知県知多半島とともに江戸時代に始まった歴史あるものだが、年間参拝者は四国のおよそ30万人、知多の5万人に対し100人程度といわれる。河津の取り組みは伊豆の他地域の霊場関係者に刺激をもたらしているという。伊豆霊場の復興を願う。(晴)