明治から大正にかけて活躍した細菌学者の北里柴三郎博士。現在の私立野間自由幼稚園のある場所に別荘を構え、伊東のために尽くした偉人だ。先日、伊東自然歴史案内人会がミニ講話で紹介した。

 “日本細菌学の父”北里博士は「破傷風菌純培養の成功」「ペスト菌の発見」「助手・志賀潔による赤痢菌発見の支援」など大きな功績を残した。

 一方、伊東にも貢献。資財を投じ市立西小付近の松川橋に「通学橋」を架けたほか、別荘内に「千人風呂」と呼ばれた大温泉プールを造った。温泉利用の先駆者でもあった。

 時代は流れ通学橋は架け替えられ、別荘もすでにない。しかし、北里博士の伊東での偉業を市民として覚えておきたい。(佐)