冬ごもりの虫がはい出る啓蟄(けいちつ)前後に毎年産卵にやってくるガマガエルがいる。先日、函南町のかんなみ仏の里美術館で職員から聞いた。

 今年も施設中庭にある小さな池に産み付けた。のぞき込むと卵の近くに母親がいる。守っているのか、日中のためじっとしている。職員は静かに見守っていくという。これは消極的な子育て支援か。

 比べるのは失礼と思うが、子育て支援といえば町の新年度予算案に子育て包括支援センターの新設があった。町保健福祉センターに設置する。本紙を読むと他市町の多くも子育て支援に積極的だ。

 池をのぞき込んだ時、母カエルがのそりとわずかに動いた。我が子を外敵から守るためだったのか。(鳥)