東京五輪・パラリンピックが開催される2020年は、多くの外国人が日本を訪れることが予想される。総務省は国内に滞在する外国人にスマホアプリなどを利用して災害・避難情報を伝える仕組み作りを進めている

 ▼06年に733万人だった訪日外国人客数は、16年に2404万人と10年間で3倍以上に増加した。政府は20年に4千万人、30年に6千万人達成を目標に掲げる

 ▼総務省・観光庁が訪日外国人旅行者を対象に16年に実施したアンケート調査によると、「旅行中に困ったこと」(複数回答)のトップは「無料公衆無線LAN環境」の46・6%。「施設などのスタッフとコミュニケーションがとれない」35・7%、「多言語表示の少なさなど」20・2%が続いている

 ▼外国人旅行客に、スマホなどのデータ通信に使う公衆無線LANサービスのニーズが高いことから、伊豆地域でも整備が進められている。熱海市はアクセスポイント追加事業者に助成。三島、伊豆の国、沼津の3市はポータルサイトを運営し普及を図る

 ▼五輪・パラリンピックでは伊豆市が自転車競技会場となる。アクセスポイントが増えれば、日本人観光客も便利になる。伊豆を楽しんでもらえるよう情報発信も進めたい。