「相対するものをあえて入れることで、受け手に強く訴える相乗効果が生まれる。“不快に感じるもの”をわざわざどこかに潜ませることが、より深みを生む原動力にもなる」

 何の話かと言えば、農林水産省が認めた食のプロ「料理マスターズ」受賞者の1人、北沢正和さんが先日、松崎で初開催された桜葉コンテストの講評で参加者らに伝えた、より上を目指す上でのアドバイス。つまりは、口当たりの良い食材ばかり組み合わせても“突き抜けた”おいしさは表現できないとのこと。

 さすがにインパクトのある考え方で、コンテストの参加者らにも強烈なメッセージとして届いたようだ。食だけでなく、どこか人間社会に通じる教訓にも聞こえた。(藤)