再開発が進む伊豆半島最南端の石廊崎。南伊豆町は約9億5千万円を費やし「石廊崎オーシャンパーク」を整備、2019年4月のオープンを目指している。同町ではほかに例を見ない巨大事業、全ては往時の輝きを取り戻すためだ。

 町史によれば石廊崎の観光が始まったのは1950年。毎日新聞社の「日本の観光地100選」に選ばれたのがきっかけだという。現地で当時をよく知る90代の人に話を聞くと「道の向かいの家に行くのも難しいくらい客がいた。サンゴや一刀彫りが飛ぶように売れた」と振り返る。

 レジャーの選択肢が増えた現代では同じようにはいかないが、先端に人が来れば伊豆全体が潤う。再生に希望を託したい。(航)