車を運転していると、急いでいる時ほどイライラが募る。先日、交差点で右折待ちをしていた時、直進してきた車と後続の車との間隔があるように見えた。一気に曲がろうと考えたが、急ぐ必要はないと自重した

 ▼実は2台の車の間にバイクがいて、こちらからは死角になっていた。もし、そのままハンドルを切っていたら、きっとバイクと接触していただろう。心にゆとりがあったからこそ、難を免れることができたと思った

 ▼歩行者の行動に眉をひそめることもある。近くに横断歩道があっても、そこまで行かず横断する。歩行者用信号が赤でも、車が近くに来ていないと平気で渡ってしまう。そんな光景を目にするたび、事故に遭わなければいいがと心配になる

 ▼伊東市内は今年に入り、3件もの死亡事故が起きている。いずれも「車」対「歩行者」、犠牲者は80、90代の高齢者という類似点がある。伊東だけでなく伊豆では死亡事故が多発している。何としても、この“負の連鎖”を断ち切りたい

 ▼そのためには運転者、歩行者とも「自己都合」を優先させるのではなく、交通ルールを順守した上で周囲にしっかり目配りし、他者を思いやることが大事。急いでいる時ほど慎重であるべきだ。