青い海に白い砂浜、のどかな里山や温泉の恵みもあって、気候温暖。歴史の教科書にも載っている下田市は、伊豆半島を代表するリゾート地の一つ

 ▼その開国の町が人口減と財政力の低下に伴い、4月1日付で国から過疎地域に指定された。有利な財政支援を受けられるため、決して悪いことではないが、過疎地=元気がない地域と、イメージ的には良くない

 ▼同市は25年間の人口減少率が23・8%(該当基準は21%以上)、3年間平均の財政力指数が0・495(同0・5以下)となり指定を受けた。賀茂地域では既に南伊豆町、松崎町、西伊豆町が指定を受け、河津町と東伊豆町も一歩手前にある。地域全体が過疎化している

 ▼今回、20市町村が追加指定され、全国1718市町村のうち、約48%の817市町村が過疎地域となった。豊かさや便利さを求め、都会へ人口が流出し、およそ全国の半数が過疎地という異常事態を招いた

 ▼しかし都会での生活は、そんなに良いのだろうか。空気は悪いし、家賃は高いし、自然による癒やしが得られない。個人収入が減っても、持ち家があり、夫婦で働けば、地方でも都会以上の生活ができる。自然豊かな田舎暮らしの魅力を、もっとアピールしたい。