スマートフォンのカーナビ・アプリで伊豆東海岸のルートを調べると国道135号上に「東伊豆道路」という案内が出る。伊東市玖須美元和田と下田市武ガ浜間の全長約48キロを結んでいた有料道路で、1967年に全線が開通した

 ▼全線が無料開放されたのは15年後の82年。早期無料化を望む声を受け、県が日本道路公団(当時)から買い上げた。多くの住民、観光客が利用し、伊豆東海岸の発展に貢献した

 ▼当たり前のように利用している国道135号だが、現在のルートが整備されてから50年しか経過していない。旧道はまだ通ることができる区間もあるが、狭くすれ違いが困難な場所もあり、よほどの渋滞がない限り国道を通ることになる。伊豆東海岸に住む多くの人にとって欠かせない道路だ

 ▼しかし山側が急傾斜になっている場所が多く、大雨でしばしば通行止めになる。土砂崩れが起きれば、長い間通行できなくなる。道路網の寸断は伊豆半島の物流がまひ状態になることを意味する

 ▼現在伊豆では、沼津市と下田市を結ぶ高規格道路「伊豆縦貫自動車道」の整備が進み、早期全線開通が望まれている。災害に弱い伊豆の東西を走る道路と縦貫道を結ぶ道路網を築き上げることが必要だ。