新横綱・稀勢の里が負傷を乗り越え2場所連続の優勝を果たし、日本中を熱狂させた大相撲春場所。5月に開かれる夏場所の前売り券はネット予約で即完売し、両国国技館に並んだファンが購入できなかったというニュースがあった。大相撲人気はしばらく続きそうだ

 ▼三島市で行われた大相撲地方巡業を観戦した。稀勢の里、白鵬の両横綱と大関照ノ富士、豪栄道はけがで不参加。しかし、すぐ目の前を通り過ぎる力士の姿や、「バチーン」という激しい音を響かせぶつかり合う取組に大満足した

 ▼三段目トーナメントは伊東市出身の大翔若が優勝。力士紹介で「伊東市出身です」とアナウンスされると声援が送られた。三島市出身の木村桜乃助もトーナメントで行司を務め、同じく大きな拍手を浴びた。これも地方巡業の魅力だろう

 ▼残念だったのは朝から冷たい雨が降った天候。終了後、多くの来場者は一目散に駅へ向かった。筆者は三嶋大社まで足を延ばし、見頃の桜を観賞。近くの飲食店従業員は「天気が良ければお客さんも流れて来たのに」と恨めしそうに雨を眺めた

 ▼イベントは一過性という意見もあるが、経済効果やPR効果は期待できる。今後も伊豆で巡業が行われることを期待する。